バレエ・メカニック

 

 

前にさ絵を書いたんだ

自分なりの米津タッチで

美化しすぎな祥平と自分

 

最初に2人の真ん中に描いたのは紫のアネモネの花だった

 

次は赤のアネモネ

 

でも消して最終的にハートにした。

 

 

いつか言ってくれた

ちぃちゃんは俺のアネモネだなって言葉

 

仕事終わりにお迎え頼んだら

アネモネのためなら何処にだって行くよって迎えに来てくれたっけ。

 

エウレカセブンアネモネとドミニク

 

アネモネが戦って戦って戦って

もうこれで終わりかもしれないって

自分の人生振り返って泣きながら

 

この戦いが終わってもまだ生きていていいなら…

小さな鏡を1つ持ってほほ笑む練習をしようって

いつか素直に笑えるように

いつかまた会えた時のために

何度も何度も練習しようって

 

「でも本当は生きていたい」

たくさんの気持ちを伝えるために

ありがとうを伝えるためにって

 

あの人がいない世界なんて…って

 

すごく

ぐちゃぐちゃな気持ちの中覚悟を決めた頃

 

ドミニクは

静止を振り切って危ない橋渡って

アネモネの元に行くんだよね。

 

何も知らないアネモネ

覚悟の元、涙零しながら打っちゃうの

バスクードクライシス。

 

そこに落っこちてくるドミニク

 

アネモネの名前呼びながら

 

 

命かけて会いに来てくれたドミニクへの

最初の一言は「こんなところに落ちてきてどういうつもり!?」なんだけど

 

会いに来てくれた、救ってくれたって泣くんだよね

 

そしてさ

救えたのかな?って聞くドミニクに

 

…救おうとしてくれたって抱きつくんだ。

 

あなたと生きていきたい、一緒に。って。

 

 

 

未だに同じ気持ちになる。

 

アネモネと。

 

 

今度は私がってかんがえるけど

本当に私にはなんにも出来ないのかな

私が全ての原因なのかな

出会わなければよかったのかな

 

 

 

 

気づかなきゃよかったなこんな気持ち。

 

でも

 

諦めきれないよ

貴方との未来。

 

手を繋いで歩きたいよ。

 

小さいけど強い

 

 

今日は午前中

キキココの進級して初めての授業参観

 

ココは手は挙げられなかったけど

先生が黒板に書くのと同じスピードでノートに写してて褒められてた。

字もミミズのはったようなやつから

ちゃんと読める字になって

成長を感じたし

廊下に張り出されてる個々の目標書いた紙に顔写真もくっついてたんだけど

1番可愛かった(親バカ)

 

参観日じゃなかったから一限だけしか見れなくて、ぺー抱きながら10分ちょっと見たら今度はキスケの教室行って

一緒に来てくれた叔母とぺーをバトンタッチ

 

キスケの音読発表は見れなかったけど

叔母いわく、ハキハキと大きな声で読んでたって。

 

何より

キスケが授業中に鉛筆や定規で手遊びしてなくて

「おぉ…これも成長か?」と喜んだ。

 

 

寝過ごした親父は埋め合わせと称し

午後の私が病院行ってる間に子供達3人連れて水族館に行ったそうだ。

 

その連絡来たの

水族館ついてからよ…

 

私母親だよなぁ…

その手前で一報ほしかったぁぁぁ…

 

と思いつつ

こっちはこっちで精神科の2度目の受診というミッションがありまして。

 

昼に行って先生と話せたのは夕方でした。

 

激混みだったんだ。

疲れた。

 

けど、混む理由は患者の気持ちにできるだけ寄り添った治療を心掛けてるからなんだろうと思うから

 

まだ2回目だけど、病院変える気は起きてない。

 

薬の副作用での

手の震え、不正出血

その副作用があってもイマイチ効果が得られて無いことをまず伝え

 

前回からの心と環境の変化、不安要素の追加などを話し

 

薬が変わり

そして増えた。

 

 

治すんだ、という気持ちがなければ治らない

僕達精神科医はその手伝いをするためにいる

手術して癌細胞取ります、助かってよかった!という領域ではないからね。メンタルだから。

レントゲンや顕微鏡なんかじゃ見えない物と闘おうとしてる人の自分の意志だけではどうにも…って所を医療的にサポートする。

 

と言われ、小さくても強い気持ち1つ持てば

それが希望になるんだよな…と。

 

今ある気持ちをしっかり守ろうと強く思えた。

 

いや、弱音がんがん吐きたくなるし

吐くけど。

 

でも、ちゃんと持っておこう。

なんなんだろね

 

 

昨夜は私の作ったご飯を食べて…

私の作った飯を食べると数分後に「気持ち悪い」と具合悪そうにするのだが

薬を飲んでも飲まなくてもそうなるから

胃の調子もあるけど拒否反応が正しいのかな…

って考えて苦しくなったり。

 

薬の副作用で眠気も来てて

車でほぼノンストップで朝まで寝続けたみたいだ

途中エンジン音がしたから1度は確実に起きてるか…。

 

部屋に上がってきてシャワーを浴び

「薬つよ…副作用すご…身体ぼーーっとする」

と言いながら着替えて

子供達と一緒に私の作ったおにぎりを食べて

やっぱり「きもちわるい」って言ってた。

 

そしていつもより20分早く家を出た。

 

今日も桔平には一言も声をかけてるのを見なかったな。

 

キスケには

「喉痛いなー…あ、しょちゃんの風邪うつったかな?」って言われて

 

「俺風邪じゃないよ。」

キスケ「ちがうの?お元気ないし、具合悪そうだから風邪かと思って」

「ちがうよ。」

キスケ「ちがう病気なの?」

「…なんなんだろうね」

 

とか会話してたけど

聞いてるこっちは苦しくなった。

 

今日行けば

明日はお休み。

明日が不安だ、だって桔平と私と3人じゃん。

 

笑顔になること無く夕方まで過ごすのかな。

やだな。一緒に笑いたいな。

 

 

名前も

 

 

名前も呼んでくれなくなった

 

俺はちいちゃんに嫌われたがってるって言ってたのを思い出した。

 

嫌い嫌い大好き嫌い好き嫌い大嫌い嫌い

嫌いで固めたソレの中は好きだった私にとって

とても胸が苦しくなる彼の変化だった。

 

毎日何十回も呼ばれてた名前をピタリと呼ばれなくなるんだもん。

 

私だけ、彼に呼びかける日々。

 

嫌いになれたらどれだけ楽か

嫌いになんてなれないし、嫌いたくもない

 

 

 

そんな中でも

私の落書きを褒めてくれたのが嬉しかった

仕事の話を長々してくれたのも嬉しかった

 

5日ぶりくらいに目を見て少し長く会話ができた。

 

1番は私の握ったおにぎりを

「おにぎりもってこう」って仕事に行くのに自分から持って行ってくれた事。

 

悲しかったのは

起きてる桔平に一言も話し掛けずに、家を出た事。

 

家を出る前

キスケと彼と私の会話で

 

キスケ「見た?しょーちゃん、ママたんが書いたやつ」

「見たよ、上手だよね」

キスケ「ねー、ママたん。今日はイカルド書いてよ!」

私「あのタコ?いいよ」

「ピトー書いてよ。俺が帰ってくるまでに書けないと思うけど王直属護衛軍とか、3体いるけど」

私「むずいわ」

キスケ「にゃんことムキムキとちょうちょ!」

 

てのがあったんだけど

 

まぁ、書いたよね。

 

f:id:tanu_151:20180415104802j:image

 

見て書いても服とかよくわからんくなる。

雰囲気は出てるはず…。

 

画力は中学から何も変わって無い。じゃんねん

 

 

 

 

届いた薬が少しでも彼に効けばいいな。

 

 

 

 

 

それだけ

 

 

こんな状況を誰が望むかよ。

私も祥平も子供達も望んでないよ。

 

たまに手を貸してくれてるらしい神様、

私はね

 

ただ元嫁とあっちの娘の呪縛から

解放されたかっただけなの。

 

解放されたらそれだけで幸せ。

子供達もいて、祥平もいて

それだけでよかったの。

 

お金が欲しいわけじゃない

わがままばかり言いたかったわけじゃない

酷い言葉ばかり吐きたかったわけじゃない

 

辛い思いをした分

幸せな気分に浸りたかったの。

 

 

贅沢すぎたかな

 

そうだよね

祥平と出会ってからの辛い出来事だけじゃなくて

いつの間にか産まれてから今までの辛い出来事を重ねてしまってた。

 

祥平に甘えすぎました。

 

全部包み込んでくれる気がして

何しても許してくれる気がして

どんな事があっても愛し続けてくれる気がして

 

 

だって抱きしめられると

ずっと張り詰めてた心がほぐれるんだ

好きだって言われると

柄にも無く照れてしまうんだ

 

 

神頼みなんてしたって

本当にいるのかどうかも分からない存在だし

無駄かもしれないけど

 

 

祥平を笑わせてよ。

 

私は笑えなくなったり泣けなくなったり

慣れっこだよ

 

死にたいって思っても少しずつでも這い上がれる術を持ってるからいいよ

 

祥平は違うんだ

初めてそんなに傷付いたんだ

私がダメだったんだ。

 

罰は受けるから

 

助けてよ。

 

どうにかしようと足掻いたら

こんなになっちゃった。

 

祥平が死にたくなるくらい辛くなってるのに

なんで私まだ生きてるの?

 

色んなことが重なって

どうしたらいいか分からなくて

助けてって叫び散らしてたら

大切な人、壊しちゃったみたい。

 

 

 

ワガママだよね、知ってる

 

自分でもそう思う

 

 

こんな事いくら思ったってさ

 

 

本当の本当の本当の本当はさ

一生一緒にいたい。

 

それだけ、一つだけなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

1ヶ月

 

今日は4月14日

 

結婚記念日からちょうど1ヶ月。

 

 

ちょうど、祥平が髪切りに行ってて帰ってくるのをメイクしながら待ってたくらいの時間かな。

 

きっといっぱい考えて

楽しく過ごせるように計画したんだろうな

って

 

柄にも無くウキウキドキドキして

 

 

帰ってきた祥平に

「頭にうんこ乗ってるやんwww」っていいつつ

ちょっといつもと違う彼に惚れ直し

 

ランチを食べに気になってたお店に行って

観たかった映画を見て泣いて

ゲーセン行ってプリクラ撮って

食べたかった焼き鳥食べて

パチスロ打って

思い出のホテルで入ったことない部屋に泊まり

指輪とカメラを貰って

一年越しのプロポーズ

 

待ち時間とか暇な時間がちょっと合間合間で多くて

カフェに入って潰したりしたのは減点だから!!

 

なんて説教食らわしつつ

 

それでも今までで1番嬉しかった。と伝えたら

 

泣いてたなぁ。

 

 

 

でも、今思えば

あの時既に身体はおかしかったんだ

 

エッチした後苦しそうでこの人死ぬんじゃないかと心配した。

 

 

 

 

私の愛の伝え方は

不器用で

攻めて攻めて責めて責めた後に

それでも貴方が好きですよ。

みたいな感じで

もっともっと出会った時のように

素直に伝えられてたらよかったのに。

 

その間にも、狂った行動で困らせたり

不安にさせたり。

 

 

お互い様の部分もあるけど

私のは誰が見ても異常だったのだと今なら分かる。

 

 

 

分かったんだから

これからだ。ここからどうするか、だよな。

 

ずっとそうだったじゃん

死なずにいきてるのは

そういうことじゃん。

 

どんだけ落ちようと大丈夫

もう分かったんだ。

 

なんで、どうして

なんてならないで済むじゃん。

 

 

 

戻れるなら1ヶ月前にもどって

素直に好きの気持ち全てを伝えたいけれど。

 

 

それはとても些細な事で

 

元から狂ってる私を合わせ

夫婦で目に見えて狂ってから、しばらく経ちましたが

 

まぁ

旦那は指一本私に触れてこないし

必要最低限の会話しかしないような日々なんす

 

 

今朝もLowトーンの「仕事行ってくるよ」を背中で聞き

振り返り「行ってらっしゃい」と言う頃には玄関が閉まってた。

 

 

原因となるべく離れる

本能的に意図せずやってるのかもしれない

 

こんな事があった後も

ずっと左手薬指にリングをはめてた彼ですが

いつからかリングが消えてました。

 

私は汚したソファの掃除中から外してたんだけど

今今彼を刺激してしまうくらいなら、しばらく外してようと思って

ケースに戻しておいた。

 

 

でも

とても些細な事だけど

私が飲んでた飲み物を喉が渇いて口付けたんだよね

何も言わずに。

 

今までの彼なら当たり前だったけど

もう私に触れない今、それをしたのには

すごく驚いてしまった。

 

馬鹿みたいに泣きそうになった

とても自分が小さく小さく感じた。