静かに荒れた

 

 

包丁でザクザク刺されていたらしい私は

彼のその説明で

 

自分が深く傷付いて

初めてどんな事してたか気付いたんだなぁ

 

何も知らなかったんだな

 

と素直に思った。

悪い意味じゃなく

今までの人生でそういう事を経験してないなら分からなくて当然だし

周りに居なけりゃどんなものか客観的にも感じれない事だから

 

「しょうがないよ」と思った。

 

だって、そんな経験しなくてよかったならそれが1番だもん。

 

 

自分の人生で痛い思い沢山した私には

痛いからやめてねって言えても

彼には経験のないことでどれくらい痛いのかも分からなかったんだ。

 

そんな時に私の反撃が急所に当たった訳で

それはそれは痛いんだよね

すごく痛い

 

 

私は「分かってよ!こんなに痛いんだよ!」って反撃してたけど

その強さもちょっとずつ強くなってて

 

ついに「これでもか!」って放ったやつが

ドスッてね。

 

そしてね、私も何でそんな執拗に反撃してたのか分からなくなってしまったんだ。

だって反撃したら相手が痛いのに。

何もプラスにならないのに。

馬鹿な事をしたと思うと同時に

 

やはり、精神的な事は

自分やパートナーだけでは限界があるなって。

 

彼と出会う前から

なんなら子供の頃から感じてた、

生きずらさと違和感

 

メンタルクリニックがあるのに

これもまた変な強がりで

「私は大丈夫」と頼らなかったけど

 

可能性があるなら頼ってみよう。

 

 

彼も自分のメンタルの異常を感じてる

 

ここで、今まで選択肢に上がっても突っぱねてきた医療機関に勇気出して私の強がりも維持も捨ててドアを叩いてみよう。

 

頭も精神も身体も

悲鳴上げてるのを見ないフリしてたんだ

叫ぶだけ叫んで「私は大丈夫」なんて

もっと自分も彼の事も大切にしなきゃ。

 

 

病院大嫌いだから

内科に行く事すら拒んでた自分の決心。